テイラーの科学的管理法
- 2016/01/06
- 18:46
レデリック・ウィンズロー・テイラー。1856/3/20 - 1915/3/21。「科学的管理法の父」と呼ばれる。
組織的怠業の解消を行うために以下の内容をあげた。
作業研究・・・時間研究、動作研究により課業設定のために作業の内容と量を決める。
指図票制度・・・課業の内容を明確に示す。道具、時間、作業を標準化する
新しい賃金制度・・・出来高によって支払を決める。
新しい組織・・・職能別職長制。職長をそれぞれの機能毎の職能別に設置して、専門家された職長を設ける
テイラーは、それまでの目分量による成行き管理を廃し、科学的測定に基づいて課業を設定し、これを中心とする課業管理の重要性を唱えた。しかし、後の人間関係研究によって経済人モデルは否定されるに至った。
また、差別出来高払制度を提唱した。これは、読んで字のごとく出来高によって賃金を決めるということです。今風に言えば、成果主義です。
さらに、職能別職長制度として、原料調達、検査、出荷など機能毎に班をつくり夫々毎に班長を置いた。それにより、専門性を発揮できるので、品質と効率が高まった。
これらの考えは「経済人モデル」とよび、人間は賃金を求めるために働くという前提に立った。
現在では、若干、違和感を感じるが当時の成り行き管理から組織を管理するという概念が生まれた。そのため、テイラーは経営学の祖とも呼ばれています。
課業管理することは重要ですが、単純作業でないかぎり仕事量を設定することは難しいですね。
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